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菅直人首相は27日午前、官邸で全国漁業協同組合連合会(全漁連)の服部郁弘会長らと会い、福島第1原発事故による海への汚染水放出に関し、「なんとしても原発を早く収束させ、二度と放射能を含んだ水を海に流すことがないように全力を挙げている」と述べた上で、「本当にご迷惑をかけ、心より申し訳なく思います」と陳謝した。
【福島第1原発】低濃度汚染水、海に放出 1万1500トン 4月4日
服部会長は「(原発)事故で大きな被害を受けている全国の漁業者の強い憤りを伝えたい」と述べ、汚染水放出について「漁業者をないがしろにし、漁業を崩壊させかねない許し難い行為だ」と抗議。安全な操業が可能な海域、安全基準の設定や、原発事故による漁業補償を行うよう要請した。首相は「政府として責任を持って対処したい」と応じた。【宮城征彦】
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福島県郡山市は27日、福島第1原発事故の放射線量を軽減する目的で、市内小学校の校庭などで表土の除去作業を開始した。放射線対策として土壌改良するのは同市が初めて。連休明けまでに、市が独自に設定した基準値を超える小中学校、保育所計28カ所の校庭、園庭の表土除去を完了させる。
この日は午前9時から、同市鶴見坦(つるみだん)の市立薫(かおる)小学校と鶴見坦保育所の2カ所で作業があった。同小は、文部科学省の調査で暫定基準値(毎時3.8マイクロシーベルト)を上回り、校庭の使用が制限されている。作業員たちが約7000平方メートルの校庭に散水後、6台の重機で表土を削り、スコップなどで校庭の土を深さ約3センチ除去。残土はダンプカーにシートをかぶせて市内の埋め立て処分場に運んだ。同校では通常通り授業があり、児童たちは窓から作業を見守っていた。
同市の基準値は、地表から高さ1センチで小中学校が毎時3.8マイクロシーベルト超、保育所が同3.0マイクロシーベルト超。事前に市が実施した試験では、表土を3センチ除去した場合、放射線量は半分以下になった。
当初は週末からの作業開始を予定していたが、保護者から早期着手の要望が強く、前倒しした。原正夫市長は「国や県から指示はないが、待っていられない。子供たちの安全を考え、市独自で除去することを決断した」と話した。【坂本智尚】
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